2014年5月14日水曜日

寝る前に、、クウェートの小話

最近紹介していなかったクウェート文化紹介をしたいと思います。
レストラン情報は昨年度の留学生の方のブログや、もう一人の今年度の留学生のブログに書かれていたため省略。


みなさんにとって「アラビア半島のアラブの国」はどんなイメージですか。
具体的に言えばサウジアラビア、クウェート、バーレーン、オマーン、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)、(ここまでがGCC加盟国)イエメンといった国からなります。


クウェートに行く前、みんなからの言葉で多かったのが
石油王と結婚できるかもよ!」という言葉でした。
イメージとしては油田を持った王様が、白い服に赤または白地の布を頭にかぶり、飛ばないように黒い輪でおさえているあのコスチュームでしょうか。
(わかりづらいですね。すみません。あいにちょうどいい写真がないです)
 わたしは「一夫多妻制なのが嫌だから、、、、一番に愛してほしいから結婚しない。」と誰にもプロポーズされていないのにやたら真剣に答えていましたw


でも実はこの会話、、、ちょっと間違っていました


なにがちがうの?と思うかもしれませんが
 石油王、という言葉はクウェート社会で不適切だ
 確かにクウェート人はとてつもなく大金持ちだ、こんな金遣い見たことない!て人ばかりです。
 御屋敷もしくはお城のような家(いあ、もうお城ですね)、高級ブランド服やバッグ所有率の高さ、高級車、外食先、、、本当にすごいなあと思います。しかし
クウェートが保有する油田は個人の所有物ではなく国(政府)・首長が会長を務める石油缶れ議会組織の管理下にある
 
石油からもたらされる利益が国民に分配されるため、油田を持った王様=石油王というわけではないのです。一般的なイメージの石油王風の方々は王様ではなく国民です。石油関連の仕事をしている方ももちろんいらっしゃいますが、多くが公務員で石油とは直接的には関わらない仕事をしています。


※ クウェートは首長制国家、つまり首長(王様)はいます。
現在の首長はサバーフ家のصباح الأحمد الجابر الصباح‎‎(サバーフ アルアフマド アルジャービル アッスバーフ)首長です。


2、一夫多妻制は現代ではほぼない
現代は一夫一妻がほぼ100%だといって過言ではないでしょう。
友達のおばあちゃんや、おじさんなどで二人、三人奥さんをもっている人の話を聞きましたがクウェートでは稀なようです。一人だけを愛してくださいます^^❤
ただし!
残念なことに離婚率が非常に高いです。(50%以上)
ですので一度に何人も奥さんを持つ人はほとんどいませんが再婚し、結果生涯で二人以上の奥さんを持つ人方もいるということを知っておいてもよいと思います。


いかがでしたか。びっくりしてもらえたら嬉しいです(笑)
ちょっとした小話のつもりがけっこう長くなってしましました。
3時超えてしまったので今度こそ寝ます。おやすみなさい^^

水泳のすゝめ



 テストも無事終わり(結果はまだ)、無事に習慣の夏休みを迎えています。
最近は帰国後の予定を考え、いろいろ悩むことも多いです。
就活、卒論、自分の生きがい、親友との再会。。日本で待ってるものは、苦しいことだけではありませんが、やはり人生を決める大きな選択もあり自分の生き方に考え込む日々です。また最近帰国後に、みんなに再会するのが心配です。「太ったね」といわれるのが怖くてかたかた震えています。


そんな私が最近夢中なのが水泳です。
実はクウェート大学の学生や職員は、屋内プールで無料で運動できるんです!!!
方法はいたって簡単★水泳カードを手に入れるだけ!
カードは、顔写真と病院での問診と、シュワイフキャンパスにあるスポーツ関連の建物でもらえる込用紙を申請すればすぐもらえます。
ハルディーヤキャンパスにのGATE7からすぐの室内プール。
日、火、木が女性の日 (男性は月、水、土でしょうか)
シャワーは温水が出るし、なにせプールの環境がいい!
深さは飛び込み競技ができるよう配慮されており、10mより先は深さが3Mくらいあります。(怖くて下見れません。)
室内なので日焼けの心配なし。(これすごく重要)
また、ビート版や浮き輪、足に挟む浮くもの(名前忘れました)もおいてあります。


こんなに素晴らしい設備なのに利用者少ない!!!!!
学生はほぼ留学生(特に私のようにアラビア語習得に来た学生)と職員のおばさんやおばあさんばかり!
アラブ人の若人は残念ながら集いません。もったいない。


無料だし時間もたっぷりあるし快適です。
わたしは3歳からスイミングを習っていたので泳ぐことが大好きです。
ダイエットに最適ですし、なにせ気持ちの面でもリフレッシュできます。


ラマダン中は使えないそうなのでそれまでの間使えるだけ使いたいと思います。
砂漠の国で、水泳し放題なんて本当に贅沢させてもらっています。


ただ気になるのは、安全面。
ライフセーバーがいない模様。受付かつ監視のおばちゃんはいるものの、だいたい携帯に夢中かおばちゃん友達とお話ししており、ちゃんと安全を管理する人がいないです。何か起きた時どうするんだろう。。。。。と心配になります。
ご利用の際は、けして一人ではいかず友達とお互いの安全を確認しながら泳いでくださいね。


水泳のおかげで最近クウェートでの楽しみが増えました。1週間前から利用を始めましたが、12月くらいから泳いでた子もいたので心底後悔。もっと早く水泳やればよかった、、、と。
ああ。帰国までにこちらで増えた体重戻せますように。


おやすみなさい













2014年5月6日火曜日

裏技?

明日が試験でうなだれています。
昨日試験概要発表(試験の三日前)、私は前回の投稿でお話した通りもともと上級クラスの学生ではないので、このクラスのみんなが簡単なことも私には難しいです。勉強する必要ないよ、口を揃えて皆が言っていても私はそんなことしたら間違えなく落ちるでしょう。
と危機感に襲われ非常に不安な気持ちでいます。
昨夜は謎の悪夢にうなされ(絶対試験憂鬱だからだ!)、今もなんだか、こんなにいい天気なのに気持ちが晴れないですね(笑)天気はよすぎるくらい、ただいま33度。もっと暑く感じます^ ^

それはさておき、実家からラマダーンに向けて食料が届きました。授業があったのでざっとしか確認してませんが
チキンラーメン、フリーズドライのお味噌汁、お茶漬けの素、キャンディ、べっこう飴(この辺から渋くなってきます)、きな粉棒、おしゃぶりこ昆布のようだけど硬い昆布をかじる、いわゆる乾物製品4・5袋などが入っていたように思います。さすが、両親。昆布食べたかったの伝えなくても分かってくれてました。

で何か裏技かというと、段ボールの側面に国旗を貼ると早く着く、みたいです。

実はこれは他の留学生がやっていたのを賢いなあー!っと感動し真似させてもらったのですが、貼る前は二ヶ月近くかかって、しかも郵便局からも連絡がなくちゃんと届くのかすら心配でしたが、日の丸があるだけで2回とも9日・6日、とどちらも10日以内で届きました。早っ!
すごいですね。果たしてこんなに早く着くのが日の丸のおかげなのか、はたまたただの偶然なのかは分かりませんがーーー出所がはっきりしているという意味でも、国旗を貼るのは良いかもしれません。

もしよろしければ参考にしてみてください^ ^

というわけで試験も頑張ります、、涙


2014年5月4日日曜日

クウェート奨学金について3

次はこの奨学金の欠点、といいますかちょっと残念かな、という点についてお話しします。


まずはクウェートに限らず湾岸諸国の特徴なんですが
①アラビア語話す機会がほかのアラブ諸国に比べて少ない
 クウェートの人口比はクウェート人:外国人≒3:7、外国人のうちのほとんどがエジプト、フィリピン、インド、パキスタン、バングラディシュ、エチオピアなどから来た出稼ぎ労働者です。エジプト人に対してはアラビア語でお話しできますが、お店などで買い物をするときのほとんどは英語になってしまいます。また、クウェート人のほとんどはバイリンガルのようなのですが、非アラブ人には英語を使いたがる人も多いです。私がアラビア語で話しても英語で返してきたりします(笑)


でもこれは最終的には自分次第ですよね、使う機会が少ないなら使う機会を増やす努力をすればいいだけのことだと思います。とはいうものの、私自身も英語に頼ろうとしてしまうときがあるので、そこは自分への課題でもあります。幸い私は英語がそこまで達者ではないのでアラビア語使わなきゃ!という意識は多い方だと思います。


②大学のプログラムが一貫していない
 今年度は初級、中級、上級クラスが開講されましたが私が在籍していた中級クラスは一番波乱万丈でした。
急に先生変わる→新しい先生の休講率の高さ、授業の質の低下→先生の都合で急遽中級閉講
え!うそでしょう?!ということの連続でした(笑)
そしていま、中級の生徒は初級か上級のクラスに入れてもらっています。が、成績評価はどうなるのでしょう、、二週間だけ在籍したクラスのテストを受けなければなりません。(私は自主的に二月末から上級も受講していたのでその点助かりました)中級クラスで「このプレゼン・レポートは成績評価の〇〇パーセントだ!」などといわれ地道に頑張ってきたあの評価は全体の50%近くあると思いますが、ちゃんと反映してもらえるのですかね、、、
今私は上級クラスにいますが、難しいです。ですが、休講はやや多いものの熱心に教えてくれる感じの良い先生です。まわりの友達もやさしいです。あきらめずに頑張ります。
初級は一番スケジュールがしっかりしておりマニュアル通りに進んでいます。休講などもないようです。
各レベルの授業は大学のカリキュラムというより、完全に先生個人の力量次第といった感じでしょうか。


しかし、これも大使館の方に合格の電話をいただいたとき「授業の質や休講などで満足いかないことがあるかもしれません」とあらかじめ言われ、全員それを踏まえ了承してクウェートに来ました。ですからあまり気にしていません。
 意識の高い学生は、クウェート人と同じ講義を受講するなど自主的な行動もしています。私には少し難しいので受講はしていませんが、やはり自力で道を開くことは大切だと思いますし結果的には自分次第でこの状況はチャンスにも変えれるのでないでしょうか。


圧倒的に感謝する点が多いですが以上が残念な点だと思います。しかし、大学がもっとしっかりカリキュラムをしっかり考え、体系立った授業を行えば改善される余地はあると思います。留学をお考えの方、参考にしてみてくださいね。

クウェート奨学金について 2

遅くなってしまいました。
4月中には書き終えたかったのですが、5月に入ってしまいすみません。
前回の日記でクウェート政府奨学金のメリットについてお話しします、といいましたがこの留学を通して感じたことをお話ししたいと思います。


①奨学金の額や他国に比べ多く、手厚い待遇
 
 留学にはいくつかの種類があると思います。交換留学、私費留学、そして政府や民間の奨学金を通じた留学など、、、どの留学でも授業料や生活費、航空費など経済的な面も考慮したうえで留学先を決めることかと思います。クウェート政府奨学金は授業料、寄宿料、生活費、渡航費などほぼすべての面で経済的支援をしてくれるのは大きな利点だと思います。
 具体的に言うと月100KD(1KD=350円として約3万5千円)もらえます。ナショナルデーには政府からさらに100KDプレゼント、という非常に気前の良いプレゼントもありました。そしてクウェート大学の寮に住むことができ、女子寮はかなり環境がいいです。大きな部屋(9畳はあると思います)、ふかふかのベッド、大きな鏡、大きなクローゼットや収納スペースがついており、さらに大きな絨毯や低反発枕のプレゼントがありました。住み込みの家政婦さん的仕事をする方が5人ほど各階にいます。また、掃除業者も雇っているのでいつも清潔です。受付も女子寮はエジプト人の寮母さん(アブラ―と呼ばれています)が交代で常にいるので安心です。ルームメートもいますがトイレ、洗面台、シャワーのみ共用で、女子寮はプライベートがしっかり確保されています。(残念ながら男子寮ははちがう環境のようです。。。)
 食事もカフェテリアから出ますが、味がいまいちなのとローテンションがすさまじいのでだんだんみんな飽き自炊をがんばっている人が多いようにみえます。


②勉強以外にも日本文化を伝える活動の充実

 クウェート大学は国際交流に関するイベントが多いように思います。というのも、この奨学金で世界各国の国から来た学生と共に学び、イベントに参加し自国の文化や歴史などを紹介する機会が多々あるからです。授業の内容でも私がやっただけで自分の国についての概略のプレゼン、自分の国が抱える問題について記事を書き発表する、自分の国の水資源について、などがありました。またテーマ自由のプレゼンで私は「日本のトイレ」についてプレゼンしました。こちらにきて日本のトイレの水準の高さに感動し、故郷を懐かしみながら全力でプレゼンした結果クラスの中で二位になりました(笑)そのほかにも国際交流イベントが年に数回あり、各国がブースを出して文化や食べ物を紹介したりもします。
 また、クウェート人は本当に日本に関心を持っている方が多いです。その割にクウェートの日本人の数は約200人ほどとたいへん少ないため、まるで私たちは「レアキャラ」のような扱いです(笑)いきなり写真撮ってくださいと言われたり、日本人というだけで非常に感動していただいたり、、、ありがたい限りです。アニメ、漫画、アイドル、音楽、書道、折り紙、日本の経済復興など様々な分野で高評価をして下さっているようです。日本語を学びたい学生や社会人の方との交流も多々ありました。日本は伝統的・近代的な側面で二つの文化をもっていますがそのどちらにも関心を示してくださるおかげでこちらも非常に伝え甲斐がありました。


 さらに、私自身が日本文化にもっともっと精通するようになりました。
お恥ずかしい話、クウェートに来る前は一人で浴衣を着ることができませんでした。しかしこちらに来て浴衣を着る機会が多々あり、今では5分で着ることができます(帯の時間は別です)また、日本茶の種類、日本食、茶道などについても勉強しなおしました。日本人として自国の素晴らしい文化を再発見する機会をこの奨学金を通していただきました。


③大使館の行事参加
 なんと言いましても、ほかの留学や奨学金と比べて大使館のイベントに参加したりお手伝いでき、大使館の方々も私たち留学生をサポートしてくださる点が最大の違いであり利点です。


大使館主催のイベントには、日本の映画鑑賞会、クウェート最大の図書展イベントのお手伝い、ジャパニーズデワニーヤ(日本書道を通した親睦会)、クウェート人による日本語スピーチコンテスト、またクウェート人コスプレイベントの日本大使館ブースのお手伝いなどもありました。
 私にとってクウェートの日本代表、ともいえる日本大使館の職員の方々のお手伝いができたことはたいへん光栄なことです。大変な仕事のサポートもありますが楽しくてやりがいのあるものばかりでした。
 


 また、大使や大使夫人のお心遣いで、天皇誕生日付近に世界中の大使館の方々を招待したパーティに私たち留学生も招待していただいたことは印象に深く残っています世界の各国の顔である方々とお話しできました。私にはそれは少し難しく感じましたが非常にいい経験になりました。こういった積み重ねが各国との信頼や友好関係を築いているのだなと実感し、外交の大切さを痛感したからです。
 


 もう一つ、留学生の身に何かあったときも大使館の方が献身的にサポートしてくださりました。本当に心強かったです。私が交通事故に遭ったときや体調不良の際もお世話になりました。




長くなりましたが、以上がクウェート政府奨学金の主なメリットです。まだ留学生活も二か月半は残っているのにまとめのような書き方になってしまいました。
いろんな方の支えあっての留学であることと感謝を忘れず、最後まで留学生活を全うします!

2014年4月19日土曜日

クウェート奨学金について1


こんにちは。留学生活も振り返ればあと3ヶ月ほど、、、、
たくさんの方に応援していただき、こうしてクウェート政府奨学金留学生の一人としてアラビア語を学んでいます。本当に日々感謝でいっぱいです。
わたしの知り合いからもこの奨学金について尋ねられることがしばしばあり、私自身も伝える義務があると思っていますので、これから数回に分けてご紹介したいと思います。

この奨学金について知ったのは、今から4年前のちょうど今頃大学の教授が講義中に紹介したのがきっかけです。その頃はまさか自分が行けるとは思ってもいませんでした。

私が実際に行動に移り、この奨学金について本格的に調べたのはちょうどこの時期、4月の中旬くらいだった気がします。5月の初旬には毎日先輩方が残した日記などを、自分もここで学びたいなとキラキラした気持ちでホームページから観覧していました。

例年なら募集は5月の終わりなのに昨年は6月入ってからでした。なかなかけ募集が出ず、不安になりクウェートまで国際電話で問い合わせたりしていました。笑

この奨学金の良いところはズバリ3つ
何と言っても
奨学金の額や他国に比べ多く、手厚い待遇
そして
勉強以外にも日本文化を伝える活動の充実
さらには
大使館の行事参加

だと思います。
アラビア語学習においては、他国に比べ湾岸ならではのデメリットも結構多いですし、中級以上の学力であれば残念ながら大学の欠点も多くあります。

次の日記ではまず、この奨学金の良いところについてお話します!

クウェートの空模様と今週の出来事


お久しぶりです。
ちなみに今日は最高気温が37度でした。
外はもちろん、室内も今日は暑かったので冷房を入れました。日本とは違って乾燥しているので湿度の低いカラッとした暑さが特徴です。日差しは大変強く、サングラスなしでは目をやられてしまいそうなのでサングラス着用を忘れないよう心がけています。例えればオーブンの中のような感じです、ギラギラ照りつく太陽に焦がされてしまいそうです笑
これで4月なんだから7月は一体どうなるのかドキドキし、楽しみです!

しかし意外にも今年は雨が多いようで、四月中にも3・4回雨が降りました。(例年なら雨はゼロもしくは1回らしい)それで蝶が大量発生しています。蝶といっても柄は灰色オレンジ黒の地味系で形は蝶ですが蛾に若干雰囲気が似ているのでわたしは苦手かもしれません、、、

今週はخلدية(ハルディーヤ)キャンパスで三日間インターナショナルイベントがあり、三日間日本人代表としてブースを盛り上げました。世界中から留学生が来ているので、いろんな国がブースを出していました。実は2月にも同じイベントがあり今回は2回目。毎回すごくエネルギーを使うのでこのイベントとがある週はヘットヘトになります笑 この2回のイベントでブースを出した国は(どちらか一回も含む)
日本、韓国、台湾、中国、ハンガリー、チェコ、ポーランド、スペイン、グルジア、ベナン、イラン、クウェート、シリア、パレスチナ、サウジアラビアなどなど。
1・2日目は日本語で訪れた人の名前書き、(前回はお習字道具を大使館からお借りし筆で書きました)、けん玉やダルマ落とし、紙風船、あやとり、折り紙伝統的な日本のおもちゃの紹介、日本について書かれた本や雑誌の紹介・配布をメインに。3日目はそれらに加え、各国の料理の提供が義務になっているので、マリオットホテルの慶レストランさんのご協力の元唐揚げとチキンカツの甘酢ダレ風味を提供しました。そして緑茶。大変人気であっという間になくなりました。
実は前回はがんばって全力で自分たちで作りました。鳥の照り焼き、ひじきと大豆の煮物、そして裏巻きのお寿司!!!(ドヤッ)
しかし、鶏肉はぶつ切りで売られており骨を除き肉をこさぐだけで一時間、アルコールが使えないので臭い消しに工夫し一時間、火が弱いので普通の3倍かかるのに80人分作ったのでトータル4.5時間くらい照り焼きだけでかかりましたw(ひじき担当の人は徹夜でした)味は最高だったのですが、ガチ和食はウケが悪く、特に海藻がダメなようで食べた瞬間目の前でゴミ箱に捨てる人もいました。こららの経験から今回は、クウェート人にウケのよいフライをレストランから注文することにしたのです。

浴衣を着ていると、すごい写真を頼まれます。まるでアイドルになったような錯覚を覚えます。休憩でトイレにいき鏡をみて、わたしはアイドルとは程遠い生き物だと現実に戻ります笑

何はともあれ、三日間無事終了して良かったです。お疲れ様でした。p(^_^)q

2014年3月27日木曜日

バス事情など


日差しが激しくなってきました。
いま、バスの中です。
クウェートでは通学バス、寮のバス、パブリックバスの3種類を利用しています。

このうち通学バス、寮のハスはクウェート大学の所有するバスで日本車です。小型バスですが冷房もカーテンもあり、もちろんシートベルトもついています。当たり前ですが座席や背もたれはクッション素材です。
パブリックバスは民間経営のバスで中国製です。クウェート人が乗っているのはみたことありません。海外労働者用のバス、という感じです。残念ながらシートベルトはないですし、椅子などもプラスティックの板なので急カーブで滑り落ちやすいです。つり革は残念ながらありません。つり革を吊っている棒はあるのでそれにじかに掴まります。時刻表はないので乗るときも手を上げてバスが止まったら飛び乗る、という表現が正しいと思います。わたしは鈍臭いので予備のれずに乗りかけで、バスが発車しようとしたことがあります笑 乗り慣れてる人はバスが完全に停車していなくてもスッっと飛び乗っています。料金はクウェート市内なら一律250Fils(83円くらい)とお安いです。しかもクウェート大学の学生は学生証提示で無料なので実施タダです。
乗るとすごい視線を感じたり、冷暖房も無いし、匂いがたち込めて乗り心地は最悪ですが、生きる術として時々利用します。



では通学バスは安全か、というとそういうわけでもありません。
シートベルトの意味を知らない人が多いのか、なんとシートベルト使えなくされているんです(涙)クウェート大学は何十台バスを持っている模様ですが、それぞれのバスに運転手がいます。運転手のセンスによってシートベルトが結われていることがあります。

今日乗ったバスはこんな感じ。

シートベルトの意味ない!カチッとするところなんで使えなくするんだ!
10分以上格闘しましたが直せず、今日はノーシートベルトで通学しました。

*日本の道路事情とはこちらの事情は大きく違います。かなり危険なのでシートベルトはわたしにとってより大切な存在です。

しかしタクシー乗ったりすると運転席ですらシートベルトしてない人が多い、、、、

後部座席はよくシートベルト撤去されてます。

安全面で不安はたくさんありますが、そのような事情を知っているクウェート人の友達がよく運転してくれたり助けてくれるので本当にありがたいです。

今日は夕方から日本語スピーチコンテストがあります。独学で日本語学んだ人から、日本に留学した人まで様々ですが、こうした日本語習得に励む皆さんを見れる機会は自身のモチベーションにもつながります。今日は聞くだけでなくしっかり学んできます!


2014年3月14日金曜日

クウェート大学の花々ー日本をちょっと思い出す


※ 今回はクウェートでの生活というより古典や日本のお話が多いです。



今回は2週間前に撮影したクウェート大学シュワイフキャンパスの花々をご紹介します。
書きたいことはたくさんあるのですが、更新する時間を見つけられずメモ帳にネタがたまっています。時間を効率よく使える人間になるのは高校生の時から目標です。

花、素晴らしいですね。
しかしこれらはすべて人工的に植えられた花で、庭師兼土木工事や掃除?もする海外労働者の人々が定期的に花を交換しています。
咲いた咲いたチューリップの花がーではないですが
いろんな花が赤白黄色ばかりでなくオレンジ、濃いピンク、薄いピンク、紫、ワインレッド、紺色など本当に色とりどり咲いています。

 私の親友が花が大好きで、大阪の世界の花が咲いている植物園の写真を見せてくれたり、造花できれいなブーケを作ったり、とにかく感性が豊かで美しいものを集める才能がある女性です。
実は最初そこまで花には関心がなくて、普通に好きですが猫と戯れたり、いい香りの石鹸を集める時間の方が癒されている気がしていました。しかし、彼女のおかげで身の回りの花に関心を持てて(いい写真があると送ってあげたいな、と思うようになりました)勉強に疲れた時には花をみたり写真を撮っています。
 
 自然の色なのにこんなに鮮やかで綺麗で、素敵ですよね。陽ざしが強い分、反射して光っていてエネルギーをもらえる気がします。もともと砂漠だった土地なので、こうして人工的に植え無いと花は咲かないのですが、そう考えるとだいぶ数は減りましたが日本は野原や川辺に春になるとタンポポやホトケノザ、レンゲなど自然にきれいな花が咲くのですごく恵まれているなあと思います。
 
 
 
 いきなりですが、桜について考えましょう。桜は大部分が、一応明治維新以降の改革で植えられた人工的なものではありますが日本の国の花ですし私は大好きです。お花見、春限定の素晴らしいイベントですね。桜といえば、いつもある古典文学を思い出します。それは高校時代に習った吉田兼好の『徒然草』の「花は盛りに 月は隈無きをのみ見るものかは」の章です。私はこれが非常に好きで(というより徒然草自体が好きです)、年に一回じっくりこの意味について考えます。高校時代の先生はどの方も恩師ばかりで頭が上がりませんが、古典の先生はまさに毎回「私に新しい風を吹き込む」先生でした。難解な古典も毎回すごく面白かったですね。母校の思い出は尽きませんが、さて例の「花は盛りに」について考えます。徒然草では「無常観」を軸にこの世のはかなさとそこにある美について書いている章が多くあります。「花は盛りに 月は隈無きをのみ見るものかは」の意味は「花(=桜)は満開のときを、月は隈(=雲一つなく陰りのない)のないときだけを観るものであろうか、いや、そうではない」=桜は散ってしまうからこそ、常でないからこそ美しいのだ。月は雲などがない照り輝く状態が常でないからこそ、美しく趣深いものなのだ、、、とここでも兼好の無常観が現れています。
 

 はかなさの中にある美や「をかし」なことを見出す日本古典文学に感銘を受け、こうした感性を大切にしたいと思った高校時代。枯れたら即座に、すでに満開の新しい花に植え替えるこちらでも、この無常観や感性は伝わるでしょうか。日本文学は難しいけど、理解できたら本当に美しい。

ありがたいことにクウェートで日本は大変好意を持たれており、テクノロジーが発達して賢い国、歴史のある国、漫画、秋葉原、、、、、と伝統的な部分もポップカルチャーも広く知っていただいております。授業で習ったのですが「お前は日本人だ」で「日本人のように賢い」という慣用句まであるそうです。こちらでいつか、漫画やアニメだけでなくこうした日本古典文学の趣気深さや雅な感性も理解してもらえる日がきたらいいなあと思います。

 当時からアラビア語が大好きで独学で文字を覚え、サウジアラビアやクウェートの童謡を歌っていました。月日は流れ、いま私はクウェートに。
 常に変わりゆく日常、けして同じ日などないのだから、もっともっと毎日を有意義に、大切にしなくてはいけないのに、過去を顧みると怠け者の憎い自分の姿を思い出します。選んでいただいたのだから本当に熱意をもって向上心を忘れず日々を過ごさなくていはいけないですね。
 こちらで一回交通事故に遭った際も無常観を思い出し、人はいつ亡くなるるかわからないし、むしろこうして生きていることの方が奇跡だなとしみじみしました。


ただいま未明の四時半です。
日本は十時半ですね。
日本時間でいう3月14日2時半ごろでしょうか。
愛媛、広島、高知などで最大震度5の地震がありました。
私の家族は震度4地域だったようで心配しましたが全員無事でした。
クウェート人の友達が、「無事なように祈るから心配しないでね。」「大丈夫?」とメッセージをくれました。優しい。
どうか日本のみなさん、ご無事でいてください。

夜明けのアザーンが聞こえてまいりました。
私はそろそろ就寝の準備を始めます。

おやすみなさい。


花の写真は文章の後も掲載していますのでよろしければご覧ください。
親友によりますと、バナナおような花はアロエの花のようです。

















 







砂嵐 

お久しぶりです。
昨日砂嵐が起こりました。
はじめて肌で感じました。
チェコ人の友達と図書館から授業の教室まで歩いているとき、なにか先が暗いことに気づきました。
「ん?なんか前の方おかしくない?」ー黄砂で遠くの景色が見えない、最初はそんな感じでした。
そんなことを言って早歩きで教室をめざしていると、みるみる暗くなって。。。
風が強くなりざらざらしてきました。
やばい!と思った時にはすでに視界は3m先は見えなくなって非常に目が痛かったです。
「Hurry up!」彼女はそう叫ぶと非常にさわやかなスマイルでさっそうと駆け出しました。
は、はやい。

一方の私は7cmのヒールを履いていたため走れず、砂嵐の餌食に笑
しかし、中高陸上部のプライドもありますので、彼女をリレーの第4走者にみたてバトンをつなぐべくパカパカ走りました!
教室のある棟につくと砂嵐のため、ドア閉まってました。あなや!
とんとん叩くとクウェート人の友達が開けてくれました。アルハムドゥリッラー

目が痛い。
景色黄土色。
みなの苦笑いがなぜか和む。

そんな感想ですね。
思い返せばちょっと面白いけど、あくまで棟についてからです笑
もう巻き込まれたくはないですね笑
私を含めミーハーな数人が記念撮影していました。
ちなみにこちらはは陽ざしは八月、気温は初夏くらいです。
日較差が大きいので朝と夜は寒いですよ。
今も毛布を体に巻き付けてこのブログを書いています。

冬の後数日春らしき陽ざしを感じそして初夏がきて、すぐさま夏が来ました。
早くサングラスを買わないと目を傷めてしまいそうです。
しかし非常に似合わないので、まだ心の準備ができません笑
 
臨場感伝わりませんね、残念
 

 

2014年3月5日水曜日

ここまで留学生活を振り返り、残り4ヶ月をどう生きるか考えた

الآن الساعة الخامسة ص في اليابان تقريبة.
 عند ما لست مشغولة ينامون عائلتي و أصدقائي، أريد أن أتكلمهم بسوكايب أو لاين😔
مأخرا كل يوم يجب أن نقدم التقديم لكني أظن الكلمات إلى التقديمنا قليلة أكثل من لازم،،،إذا كان التقديم واجبا تمنيت أكثر نصائح
عشت هنا منذ نصف السنة وعرفت دولة الكويت جملية جدا والناس فيها كريمون ولطفاء و عظماء ،أُعْجِب بترحيبهم كرة مرة و لم أشاهد مثل هذا الترحيب من قبل،،، استطعت أن أعيش سعيدة بفضل الكثير من الناس في الكويت.
لكن أشرع دراستي غير جميلة منذ هذا الفصل، تغير منهج الفصل ولا أعرف ما أحسن نسبة لي، ما أحسن  حتى أجيد اللغة العربية؟ كل يوم في التقديم بدون النصائح وأستاذي غائب مرارا. ليس كلا الفصحى واللهجة كاملانا في محاضرة، أشتاق إلى بلدي جدا جدا لكن لا استطيع أن أرجع هناك إذا لم أجد العربية مثل الآن.عندي  مشكلة نفسي أيضا، بعد تغير الأستاذ قد أصبح كسلانة،،،هذه مشكلة كبيرة ، يجب أن أقرر الأهداف ثم سأدرس حتى أبلغ الأهداف.
 ممكن أبقي في الكويت على أربع شهور فقط. لعل أبكي إن تركت هنا لأني أغدو أشعر أن الكوين بلدي ثانية. لا أريد أن أندم على حياتي وأريد أن أبقي ذكراتي جميلة. 

تذكرت حياتي في الكويت حتي الآن👀

間違いがあり読みにくいかもしれません*

2014年2月26日水曜日

クウェート大学の授業について 2

中級クラス(2ndセメスター)

こんばんは。
しばらく更新していませんでした。すみません。少し体調不良が続いてました。
また今までiPad miniから、音声入力や画面にタッチすることで入力していましたがこれがかなり大変で、眼球疲労による頭痛や肩こりに悩まされてました。

そこで

ついにiPad mini用のキーボード買っちゃいました(^-^)
かなり快適です。ハイテクな機器に囲まれおかげ様でこうしてクウェートからも皆さんに色々伝えることができるのだとお思います。

さて、今週は今セメスターの様子を現時点でわかることのみですがお話いたします。

まず先生が急に変わりました。
エジプト人のアブドゥモフシン先生からクウェート人のバドル先生に。
これはモフシン先生も私達も予想外でした。
全ては大学が決めるようですが、予定では2セメスターもモフシン先生が行う予定だったようです。1セメの終わりに、次のセメスターですることをモフシン先生が教えてくださり先生自身も準備されていたようでした。
バドル先生がアメリカから帰ってきたから急遽交代になったとか、理不尽ですよね。
今だになぜかモフシン先生はランゲージセンターの事務所に時々来られて何か手続きされています。モフシン先生が戻って来られることを実はお祈りしています、、、、。

というのも、、、
授業があまりなくなってしまいました。
今まで休講なんて一回もなかったのに、今セメは2、3回休講なんて普通です。
授業の内容は先生はクウェート方言とフスハーを教えてくれますが授業が一貫していなくてフスハーのレベルはかなり下がったように思えます。

肝心の先生が英語を使いまくるし、毎回プレゼンがだいたいあるのですが一生懸命練習した割に得るものが少ないのです。
Yes please!と言われ(先生は大抵名前で呼んでくれません、日本、ベトナム、とか国名で呼ばれることはありますが)プレゼン途中にいくらか指摘して頂き、おわるとThank you yes next please的なかんじで、、、、
モフシン先生けして英語を使わず、出欠もきちんと取り名前もすぐに覚えくださったのでそうしたギャップはいくらかショックでしたね。いや、結構ショックです。
プレゼンの補足や大切なことをまとめるなどないので、少し物足りないです。
プレゼン中に先生があくび連発もどうなのでしょう、、、

プレゼンの後に毎回一番いいと思った人の名前を書いて提出すると次回の授業で、先生が一番名前の多かった人にプレゼントを買ってきます。
個人的にそのやり方はあまり好きではないですね。お金で買ったプレゼントより何もいらないから、もっと生徒に心を開いて、名前を覚えて、愛のある授業をしていただきたいなあと思います。

実は先週の火曜日から、大学のイベントなどで授業がなくて、今週がナショナルデーの週なので今週も授業ないのです。
中級以外は3月1日から授業再開ですが、中級だけは3月3日からの再開となります。(先生がヨーロッパにいる関係で)


先週は体調不良とイベントなどでろくに勉強していなかったで、この一週間は自分をしっかり見つめ直し、今後の授業でどのような態度で臨めば一番実りあるものになるか考えます。

2014年2月2日日曜日

クウェート大学の授業について その1


途中からなぜか保存ができておらず、一からやり直しに、、、、すごくショックです。
字数にして2000字くらいでしょうか。。。私の一時間を返してください涙
がんばって書き直しましたが、誤字脱字があったらすみません。


 iPad miniを持ち続けると肩が痛くなりますが、そんな痛みさえ愛おしい今日この頃(一回iPadをこちらで紛失し、一ヶ月後に奇跡的に発見されたので。الحمد لله)ですが、今日はクウェート大学の授業についてお話しします。

 まずクラスは今年度は初級・中級・上級クラスがあり、私は中級クラスを受講しています。上級クラスついては今年度の留学生の一人のブログで詳しく書かれているので、よろしければ参考にして下さい。

 1セメスター(以後1セメ、2セメと表記)では、上級クラスの先生のおっしゃっていることが分からず、己の至らなさにがっかりして中級クラスを受講したわけですが、今セメ改めて受講すると分かるようになったので、今セメは聴講という形で参加しようと考えています。(しかし上級の生徒のレベルの高さにはまだまだ及んでいません。やっとスタートラインに立てたのかな、と思っています。)

※「 中級クラス」は1セメと2で大きく内容が異なるため1セメから説明します。

[1セメスター]
●エジプト人のアブドゥ モフシン(عبد محسن)先生が担当。

●人数ー20人くらい。

●授業時間
平日5日三時間、休憩15分ほど
※ただし渋滞の影響で先生が15分ほど遅れることもあり。

●先生について
ー大変、熱心で真面目な先生で授業中はアラビア語(フスハー)以外使わないというポリシーを貫いておられました。全員の名前を覚え、全員の作文を添削し、一人一人の良いところを見つけ、個性を尊重してくださった。音読が苦手でも、文法や作文が得意な子にはそこを強調し、逆に会話が得な子にはそこを褒めてくれていました。
読み、書き、音読、どれもまんべんなく丁寧に指導してくださり、クラスの雰囲気は大変アットホームでした。授業の前後に別の大学で授業があったようですが、遅刻はしても、体調を崩しても絶対に欠勤しない先生でした。

●授業内容
ー全てアラビア語で行われる。
一言で言えば「アラビア語で、単語の言い換えをしたり単語の意味を説明することに重点を置いていた」ように思う。アラビア語をアラビア語で解説する授業、といえば分かりやすいだろうか。

話す
ー最初は自己紹介や自分の身の回りのことの説明から始まり、新聞記事を自分で探しそれについて発表、先生が出すお題(村と都市ではどちらに住みたいか、我が国の主な水源、我が国の主たる問題をあげそれについて考察する、国際機関を一つ選びそれについて発表など)を最初に作文しそれを掘り下げて話すなど多岐に渡った。

読む
ーテキストに従って進めていった。
取り上げた項目は、アラブ諸国について、アラブ諸国の環境や人為的な要因による人口密度の違いについて、マルカズイルミーユ(المركز العلمي)について、アラブ同盟について、の大きく分けて5つである。レベルはマルカズイルミーユ以外、日本でアラビア語を学んでいるものには比較的簡単な読みやすいものだと思った。ネイティブのための読み物ではなく、アラビア語学習者のための読み物といった感じだろうか。四ヶ月かけてじっくり進めていった。各章の終わりに演習問題がありそれもやりながら進めた。

書く
ー話す、の項目で取り上げたような内容の作文をを宿題として出され、翌日以降添削してもらいさらに、掘り下げて書く練習をした。ネイティブによる添削は非常にためになった。また、読み物に対する質問を書く&添削も多かった。字数は自由で、私はだいたい130ー350時程度書いていた

文法
ー授業の中で文法の説明もあった。
関係代名詞、名詞文と動詞文、إنとその姉妹語、賛美とけなしの動詞、など。
文法をあらかじめ習っていればさほど難しいものではないのだが、全てアラビア語で解説するため、名詞、動詞、関係代名詞などの文法用語を知っていないと結構何を言っているか難しいだろう。私自身知らない文法用語が多く、解説や復習で新しく覚えるものもたくさんあった。
あまりに全体の理解が悪い時は「すみませんこれは大切ではないので気にしないで」と先生がおれることもあった。

●宿題
毎日出る。
音読は毎日欠かさず出た。
小さな書き物は2日に一度くらい。大きな書き物は週末に出ることが多かった。

●試験
ー中間と期末があった。
中間は授業でやったような演習問題がたくさんでた。
アラブに関する知識問題は授業で扱っておらず、予習のしようがない常識問題がたくさんでた。試験時間は60分が二回。

期末は、アラビア語作文(100字程度)、テキストの内容確認、文法、リスニング、初見問題など。終わった人から帰るので、試験時間は120ー180時間。


このような内容が一セメスターの中級クラスです。
今セメスターについては次の記事で書きます。

2014年2月1日土曜日

空が綺麗ー洗濯の話


やっと週末です。
週末しか更新できそうにないと公言し、本当に週末しか更新してなくて申し訳ないですす。。。できたらもっと更新したいです。伝えたいことはたくさんあります。
今週から授業が始まり、かなり忙しい一週間になりました。
(こちらでは日曜始まりで休日は金曜日と土曜日です。まだ日本の感覚が抜けず、火曜と水曜あたりで自分は今一週間のどの辺りを生きているのかわからなくなります笑)


今日は女子寮近くの「coffee beans」へ。
私が知ってるクウェートのチェーン展開しているカフェ中でお茶の種類が一番多くて、ケーキも美味しいカフェの一つです。

その道の途中、空が大変綺麗でした。洗濯板のような空。


今日は桶で必死にセーター3枚と、ストールを手洗いしました。
***ちなみに、普通の洗濯もこちらでの洗濯はかなり面倒臭いです。

日本のような全自動ではなく、左側に水を溜めタイマーをセットし、脱水を担う右側に自分で移し、タイマーが壊れているので自分で見計らって取り出し洗剤が抜けるまでこの作業を繰り返す、、、しかも日本製の洗濯機ですが古いタイプなので服が痛みやすい。
だから特に痛みやすいセーターなどは完全な手洗いです。

久しぶりに全力を出しました。握力が弱っていたようで絞っても絞っても水が切れない。
手がつるまで頑張りました、、、、、が、最終的に脱水だけ30秒、先ほどボロカスにいってしまった洗濯機さんに委ねたところ見事にセーターさんはビヨンビョーンに伸びてしまいました。ーあなや。笑

そんな午前だったからか、空の雲は全部洗濯板に見えました。笑




次の日記では具体的に私の受講するクラスについて説明いたします。
クウェート政府奨学金に興味のある方必見です…!!←


2014年1月25日土曜日

びっくりと感謝ーそして国による違い

こんにちはー。
ブログを始めたことを告知すると、たくさんの方が訪れて下さったみたいで感動しました。ありがとうございます。
できるだけ真面目に更新していこうと思いました。

今日は友達の家で方言を教えてもらいながら、アラブの幼児向け雑誌を見せてもらいました。コナンやベイブレード、あと私が小学生の頃にはやったアニメがたくさんありました。



しかし残念なことが。それは着物の説明です。
迂闊にも写真を撮ってくるのを忘れてしまったぁぁ
そこでつたない私の文章で説明するしかないのですが、右半分に子供向けのアラビア語で着物の説明。左半分にはまさに日本の「着物」の絵です。
しかし日本と言う文字は一文字もありません。
かわりに中国の伝統的な衣服という説明が丁寧に、、、しかしどう見ても日本の着物なのです。

ちなみに10数年前の雑誌だそう。。。。

全文読んだわけではありませんが友達もこの説明は日本だ!と言っていました。
彼女はAKB大好きで日本語も学習しているので、中国と日本の違いも良くわかると言っていましたが、一般的にはやはり中国や日本は共通の文化も多いため、よく勉強してないと混同しやすいものなんだなあと改めて感じました。私だってオマーンとバーレーンの伝統的なお菓子何回も言い間違えしましたし、よく知っていないとたとえ大きな違いがあってもおんなじように見えちゃうのかな、、、


こっちに来て、エジプト人、レバノンやパレスチナなどのシャム地方、クウェート人の違いはなんとなーく、わかるようにわかるようになってきました。特にエジプト人は言葉も見た目も全然違います。でもきた当初はあまり違いが分かりませんでした。

同じように、こちらの人も中国、韓国、日本の違いは難しいようです。
スーク(アラブ諸国の伝統的な市場)を歩いていても、学校のカフェでもよく
where are you from?とかAre you  Korean?
時には你好!と迎えられます。

わたしは大抵韓国か中国と尋ねらます。
クウェートには韓国人が日本人の十倍近くいると聞いたので、その影響もあるでしょう。日本人というと、たいそう驚いて「なんで日本人がここにいるんだ!何の仕事だ?旅行か?」と一気に聞かれることも(笑)東アジア自体がレアキャラのようです。

クウェートはクウェート人:外国人=3:7なことは前回お話ししましたが、外国人でよく見かけるのはフィリピン人、インド人、エジプト人、パキスタン人、バングラデシュ人などでしょうか。世界中から来ています。
だいたい出身国によって行う仕事も決まっているようです。
エジプト人は主にセキュリティや簡単な事務、フィリピン人はショップ店員、インド・バングラデシュ、パキスタン人は清掃業、メイド、タクシードライバー、庭仕事など。アフリカ出身の女性はカフェテリアでよく見ます。友達の家に遊びに行くとマダガスカル出身のメイドさんにもよくお会いします。


ムスリムか、英語が話せるかなども関係あると思いますが、仕事の多くが国で分けられていると言う話も実際聞きました。また私が交通事故にあった際、驚くべき話を聞きました。もし事故で死んだ場合、出身の国によって慰謝料が変わるらしいです。


そういう面で見ればクエート人と外国人の生活の違いは一目瞭然で、大きなモールなどで買い物を楽しむ夫婦の後ろから、彼らの子供を抱きながら、シンプルな作業着を着て歩くメイドさんを見た時はちょっぴり悲しい気持ちになります。
クウェートだけでなく湾岸諸国ではこうした風景はよく見られるようです。
だからと言ってすごい差別があるわけではなく、自然に色々な状況が人間を分けているように感じます。
アラブ人以外もたくさんいるのでこの国では、 英語も本当に通じます。
アラビア語なしでも生きていけるくらいです。
だからと気を引き締めて勉強しないと何も習得しないまま、帰国を迎えそうですごく怖いです。


クウェートの短い冬もあっさり終わりを迎えそうです。
日中がわずかながら暑くなってきました。
日本の皆さんまだ寒いですか?コタツにみかんとか至極のひと時ですよね。羨ましい。

でも友達が今日デリバリーでお寿司や天ぷらをとってくれました。優しい、友達。
いやはや美味しかった。こっちきて気付きましたがわたしは日本食が一番みたいです。
ひじきや酢の物、白和え、おひたしが好きでたまらない。もずくや納豆も食べたいな(笑)お母さんの手料理が懐かしいです。

おやすみなさい^_^





2014年1月24日金曜日

眉毛。ークウェートおしゃれ事情

面白い人形発見。

この眉毛はまさにクウェート流。


女の子はオシャレな方が大変多いです。

もともと目が大きくて、まつ毛も長くはっきりした顔立ちの美人さんが多いです。
こんな顔になりたいと、すれ違いざまに振り返ることもしばしば(笑)

宝塚歌劇団のような方もたくさんいらっしゃいます。
中には全身シャネルやなどブランドを着こなしている子も。
(全身シャネルの子に会った時はぶったまげました。)

でも一点だけ未だにカルチャーショックなのが
眉毛です。


とりあえず濃い、太い、長いが流行のようですごく立派な眉毛の方が多いです。
もともと日本人に比べて濃いのですが、さらに真っ黒に塗っている方がいるのです。
描くというより、塗るです。

でも他のパーツもすごくしっかりしていらっしゃるので、あまり違和感がなく綺麗ーと思います。逆に薄いと物足りないかも。

いろいろなクウェート女子がいますので、そのようなまゆげが嫌いと言っている子もいました。しかし割合的には明らかに濃い眉毛の方が多いのです。

そんなクウェートを表したような、マクド人形。
思わず熱く語ってしまいました。

クウェート方言

お久しぶりです。
三日坊主どころか一日坊主になったかと思われたかもしれませんが、実はアップロードがうまくいかなくて更新できませんでした。少なくとも週一回は更新したいと思います!

冬休み、、、
あと3日!
約1ヵ月あった冬休みも、もうすぐ終わり。

日本で言う春休み的な感覚でしっかり遊びました。ー遊びすぎ?
そんな心の声を掻き消しながら今回はクウェート方言の学習についてお話しします。

実はクウェートでは私が大学で勉強しているアラビア語(フスハー)で日常会話話す人はまずいません。クウェートだけでなくおそらくほとんどのアラブ諸国がそうだと思います。
フスハーは書き言葉、すなわち文語アラビア語とも言われます。そしてコーランの言葉もフスハーで書かれているため、神の言葉とも言われます。
ニュースや本で主に使われており、全アラブ諸国共通の言葉です。

じゃあ代わりに何が使われているか、、、それがアンミーヤ(方言)です。
「アラブ」ひとくくりにしても、アラブ諸国は広い!んです。
各国や地域で異なる方言が使われているため、モロッコのアラブ人とエジプトのアラブ人、シリアのアラブ人、クウェートのアラブ人ではそれぞれ異なる方言を話します。
日本の関西弁と標準語くらいの違い?
とか思ってる方大間違いですよ!!かなり激しく違います。

私はこっちに来て冬休みまではフスハー専念していました。
授業のフスハーについていくのが精一杯でなかなか、方言まで手が回りませんでした。
クウェート人ほぼ全員がバイリンガルで英語が堪能(クウェート人:外国人=3:7の影響か?)なので最悪を言ってしまえば方言ができなくても生きていけるのです、、
しかしアラブ人と本当にコミュニケーションをとるのであればアンミーヤもしないと、だめではないかという気持ちが強くなりちゃんと勉強しようと反省。
またこの冬休み、たくさんクウェート人の友達とハングアウトをしたおかげで、アンミーヤに触れる機会がたくさんありました!

フスハーに比べてクウェートの方言はなんかかわいい♥︎というのが第一印象。
文法もだいぶ簡略化されています。




教科書はこんな感じです。左は現地で購入。クウェートでも新書らしいです。
便利な表現がたくさん詰まったフレーズ集、と言ったところでしょうか。ちなみに奨学金留学生のほとんどがこの本持っています(笑)
右が文法書。湾岸諸国の方言のルールが書かれています。だからサウジアラビアでは使うけれど、クウェートでは使わない表現とかもありますが、動詞の活用が丁寧に書いてあるので結構便利です。

私は日本から1冊だけ文法書持ってきました。日本の大学で使っていたもので、全2巻からなりますが一冊しか重すぎて持ってこれませんでした。A4,630ページ以上、紙質画用紙。でも非常に愛着のある大切な教科書です。
復習してると、、、あんなに見たのに忘れている!文法がいくつもあり大変ショックでした、、、、、。方言もいいけれど、基礎であるフスハーももっともっと勉強しなければなりません。冬休み、しっかりしっかりしっかり遊びました。←
得たものもたくさんありますが、、、振り返ってみると反省点も多々あります。

第二セメスターでは気持ちを切り替えてアラビア語習得に励みます。



気持ちを切り替えて第二セメスター頑張ります、、!!



2014年1月17日金曜日

ご挨拶

こんにちは。
2013ー14年度のクウェート政府奨学生の一人です。

本当に選んでいただいて感謝をしながら、日々を過ごしております。
私の志望動機の一つは、報道されるニュース以外のアラブの一面を日本のみなさんに知ってもらうことでした。

アラブ=怖い国、と思っている方々の考え方を少しでも変えていきたい、ニュースのイメージを変えたい!そのためには私が直接アラビア語のニュース・ラジオを見て、聴かなくては、、、その能力を養いつつ、こちらで体験した生活も伝えたい!というのが目標です。

「アラブ人ってどんな人?アラブの文化ってどんな感じ?そもそもアラブってなに?」と言った疑問にクウェートでの生活で体験したこと、学んだことを踏まえて伝えていきたいです。日本と遠く離れた中東に関するニュースは、たいてい自爆テロやアルカイダなどちょっと怖いニュースが多いですよね、、、私が留学に行くと言った際も、たくさんの方々心配していただきました。

でも!

報道されない面ではとても素晴らしい文化もたくさんあります!
私が架け橋となって、少しでも何かイメージが変われば幸いです。

こちらに来て早4ヶ月半、そろそろで書きたいこと・伝えたいこともまとまってきました。
初めてのブログなので、何かと不手際があること思いますがどうぞ温かく見守ってください。
そしてかなりマイペースなので、ずーっと更新しなかったりいきなり更新したりするかもしれませんがご了承下さい。。。^^;

日本よりクウェートは6時間遅いのでもうすぐ0時になります。
そちらは朝6時ですね。

おやすみなさいー^ ^

夢がかなった!

砂漠に行きました!
、、、が

本題に入る前に
クウェートでの生活は一言で言うと
ハングアウトが多い!です。

と言うのも、クウェートは完全な車社会(歩道なし、信号もあまりない、時速100キロ越えは普通)
歩行者が完全に弱者です。そしてあまりいません。
免許ない私に残された手段は

1  シティバス
2 女子寮のバス
3タクシー
4友達の車

の四つがあります。クウェートの交通事情についてはまた追い追いお話しするとして、1怖い・安全性の問題、2安心快適な一方で行き先が限られている、3高い・交渉が疲れる、などの欠点があります。
私が最も力使う手段は4の 友達の力を借りる手段です。
たいてい友達からハングアウトのお誘いを受け、 招待されもてなしていただきます。


今回もそんな素敵な友達の一人が家族でもてなしてくださいました。

実はクエートに来て初めての砂漠です(笑)
クウェートのイメージって
砂漠、石油王、ラクダ、ヤシの木、、、、、
みたいな方も多いと思いますが、市内は高層ビルが聳え立ち、ラクダのラの字もありません。
そして石油は国のものなので クウェートの富豪≠油田を所有する富豪 ですよ! 


そういうわけで砂漠に到着!!!そして、ラクダ!!!!!でっかーいです。
でも
すごく可愛いです。笑ってます。
おっとりしてます。まつげ私の20倍はあります。


ゆーっくりこっちきて、ゆーっくり首を下げ、撫でてあげるとまた笑うのです。




「楽だは唾を吐くイメージ」だった私、友達のお父さんに聞いて見ました。
すると、それはラマだそうでラクだはそんなことしないらしい。
確かにそんな悪い子一頭もいませんでした。


そしラクダは色によって働きも違うそう。
黒・焦げ茶  美味しいお肉・ミルクになる
茶色    忘れました、ごめんなさい。
白       綺麗な色なので観光地に多く荷物を運んだり人を運ぶのに適している。

中には生まれて数日の子ラクダもいました。いやはや、可愛いです。 

その後は彼女の家で家族全員に大変もてなしていただきました。
この家族、なんと子供ほとんど日本語話せる、分かるすごい一家です。
10年日本のアニメ見てたら話せるようになったとかで、、、ペラペラなんです。
織田信長の生涯について聞かれたり、親方と親分の違いはなに?とかハイレベルです。(もちろん日本語)

お母様の手作り料理をご馳走になりたくさんのデザートをいただき、イスラームについて教えてもらいました。
今日は私がコーランの中身をどうしても見たいと言ったらイスラムの礼拝の仕方から一緒にやってくれました。
初めての体験がたくさんできました。

字幕なしで今日は日本の映画も一緒に見ました。
なかなか深い話でした。
アラブ人のホスピタリティについてもまた別に書きたいと思います。

本当に毎日いろんな人にお世話になって感謝でいっぱいです。