2014年1月25日土曜日

びっくりと感謝ーそして国による違い

こんにちはー。
ブログを始めたことを告知すると、たくさんの方が訪れて下さったみたいで感動しました。ありがとうございます。
できるだけ真面目に更新していこうと思いました。

今日は友達の家で方言を教えてもらいながら、アラブの幼児向け雑誌を見せてもらいました。コナンやベイブレード、あと私が小学生の頃にはやったアニメがたくさんありました。



しかし残念なことが。それは着物の説明です。
迂闊にも写真を撮ってくるのを忘れてしまったぁぁ
そこでつたない私の文章で説明するしかないのですが、右半分に子供向けのアラビア語で着物の説明。左半分にはまさに日本の「着物」の絵です。
しかし日本と言う文字は一文字もありません。
かわりに中国の伝統的な衣服という説明が丁寧に、、、しかしどう見ても日本の着物なのです。

ちなみに10数年前の雑誌だそう。。。。

全文読んだわけではありませんが友達もこの説明は日本だ!と言っていました。
彼女はAKB大好きで日本語も学習しているので、中国と日本の違いも良くわかると言っていましたが、一般的にはやはり中国や日本は共通の文化も多いため、よく勉強してないと混同しやすいものなんだなあと改めて感じました。私だってオマーンとバーレーンの伝統的なお菓子何回も言い間違えしましたし、よく知っていないとたとえ大きな違いがあってもおんなじように見えちゃうのかな、、、


こっちに来て、エジプト人、レバノンやパレスチナなどのシャム地方、クウェート人の違いはなんとなーく、わかるようにわかるようになってきました。特にエジプト人は言葉も見た目も全然違います。でもきた当初はあまり違いが分かりませんでした。

同じように、こちらの人も中国、韓国、日本の違いは難しいようです。
スーク(アラブ諸国の伝統的な市場)を歩いていても、学校のカフェでもよく
where are you from?とかAre you  Korean?
時には你好!と迎えられます。

わたしは大抵韓国か中国と尋ねらます。
クウェートには韓国人が日本人の十倍近くいると聞いたので、その影響もあるでしょう。日本人というと、たいそう驚いて「なんで日本人がここにいるんだ!何の仕事だ?旅行か?」と一気に聞かれることも(笑)東アジア自体がレアキャラのようです。

クウェートはクウェート人:外国人=3:7なことは前回お話ししましたが、外国人でよく見かけるのはフィリピン人、インド人、エジプト人、パキスタン人、バングラデシュ人などでしょうか。世界中から来ています。
だいたい出身国によって行う仕事も決まっているようです。
エジプト人は主にセキュリティや簡単な事務、フィリピン人はショップ店員、インド・バングラデシュ、パキスタン人は清掃業、メイド、タクシードライバー、庭仕事など。アフリカ出身の女性はカフェテリアでよく見ます。友達の家に遊びに行くとマダガスカル出身のメイドさんにもよくお会いします。


ムスリムか、英語が話せるかなども関係あると思いますが、仕事の多くが国で分けられていると言う話も実際聞きました。また私が交通事故にあった際、驚くべき話を聞きました。もし事故で死んだ場合、出身の国によって慰謝料が変わるらしいです。


そういう面で見ればクエート人と外国人の生活の違いは一目瞭然で、大きなモールなどで買い物を楽しむ夫婦の後ろから、彼らの子供を抱きながら、シンプルな作業着を着て歩くメイドさんを見た時はちょっぴり悲しい気持ちになります。
クウェートだけでなく湾岸諸国ではこうした風景はよく見られるようです。
だからと言ってすごい差別があるわけではなく、自然に色々な状況が人間を分けているように感じます。
アラブ人以外もたくさんいるのでこの国では、 英語も本当に通じます。
アラビア語なしでも生きていけるくらいです。
だからと気を引き締めて勉強しないと何も習得しないまま、帰国を迎えそうですごく怖いです。


クウェートの短い冬もあっさり終わりを迎えそうです。
日中がわずかながら暑くなってきました。
日本の皆さんまだ寒いですか?コタツにみかんとか至極のひと時ですよね。羨ましい。

でも友達が今日デリバリーでお寿司や天ぷらをとってくれました。優しい、友達。
いやはや美味しかった。こっちきて気付きましたがわたしは日本食が一番みたいです。
ひじきや酢の物、白和え、おひたしが好きでたまらない。もずくや納豆も食べたいな(笑)お母さんの手料理が懐かしいです。

おやすみなさい^_^





2014年1月24日金曜日

眉毛。ークウェートおしゃれ事情

面白い人形発見。

この眉毛はまさにクウェート流。


女の子はオシャレな方が大変多いです。

もともと目が大きくて、まつ毛も長くはっきりした顔立ちの美人さんが多いです。
こんな顔になりたいと、すれ違いざまに振り返ることもしばしば(笑)

宝塚歌劇団のような方もたくさんいらっしゃいます。
中には全身シャネルやなどブランドを着こなしている子も。
(全身シャネルの子に会った時はぶったまげました。)

でも一点だけ未だにカルチャーショックなのが
眉毛です。


とりあえず濃い、太い、長いが流行のようですごく立派な眉毛の方が多いです。
もともと日本人に比べて濃いのですが、さらに真っ黒に塗っている方がいるのです。
描くというより、塗るです。

でも他のパーツもすごくしっかりしていらっしゃるので、あまり違和感がなく綺麗ーと思います。逆に薄いと物足りないかも。

いろいろなクウェート女子がいますので、そのようなまゆげが嫌いと言っている子もいました。しかし割合的には明らかに濃い眉毛の方が多いのです。

そんなクウェートを表したような、マクド人形。
思わず熱く語ってしまいました。

クウェート方言

お久しぶりです。
三日坊主どころか一日坊主になったかと思われたかもしれませんが、実はアップロードがうまくいかなくて更新できませんでした。少なくとも週一回は更新したいと思います!

冬休み、、、
あと3日!
約1ヵ月あった冬休みも、もうすぐ終わり。

日本で言う春休み的な感覚でしっかり遊びました。ー遊びすぎ?
そんな心の声を掻き消しながら今回はクウェート方言の学習についてお話しします。

実はクウェートでは私が大学で勉強しているアラビア語(フスハー)で日常会話話す人はまずいません。クウェートだけでなくおそらくほとんどのアラブ諸国がそうだと思います。
フスハーは書き言葉、すなわち文語アラビア語とも言われます。そしてコーランの言葉もフスハーで書かれているため、神の言葉とも言われます。
ニュースや本で主に使われており、全アラブ諸国共通の言葉です。

じゃあ代わりに何が使われているか、、、それがアンミーヤ(方言)です。
「アラブ」ひとくくりにしても、アラブ諸国は広い!んです。
各国や地域で異なる方言が使われているため、モロッコのアラブ人とエジプトのアラブ人、シリアのアラブ人、クウェートのアラブ人ではそれぞれ異なる方言を話します。
日本の関西弁と標準語くらいの違い?
とか思ってる方大間違いですよ!!かなり激しく違います。

私はこっちに来て冬休みまではフスハー専念していました。
授業のフスハーについていくのが精一杯でなかなか、方言まで手が回りませんでした。
クウェート人ほぼ全員がバイリンガルで英語が堪能(クウェート人:外国人=3:7の影響か?)なので最悪を言ってしまえば方言ができなくても生きていけるのです、、
しかしアラブ人と本当にコミュニケーションをとるのであればアンミーヤもしないと、だめではないかという気持ちが強くなりちゃんと勉強しようと反省。
またこの冬休み、たくさんクウェート人の友達とハングアウトをしたおかげで、アンミーヤに触れる機会がたくさんありました!

フスハーに比べてクウェートの方言はなんかかわいい♥︎というのが第一印象。
文法もだいぶ簡略化されています。




教科書はこんな感じです。左は現地で購入。クウェートでも新書らしいです。
便利な表現がたくさん詰まったフレーズ集、と言ったところでしょうか。ちなみに奨学金留学生のほとんどがこの本持っています(笑)
右が文法書。湾岸諸国の方言のルールが書かれています。だからサウジアラビアでは使うけれど、クウェートでは使わない表現とかもありますが、動詞の活用が丁寧に書いてあるので結構便利です。

私は日本から1冊だけ文法書持ってきました。日本の大学で使っていたもので、全2巻からなりますが一冊しか重すぎて持ってこれませんでした。A4,630ページ以上、紙質画用紙。でも非常に愛着のある大切な教科書です。
復習してると、、、あんなに見たのに忘れている!文法がいくつもあり大変ショックでした、、、、、。方言もいいけれど、基礎であるフスハーももっともっと勉強しなければなりません。冬休み、しっかりしっかりしっかり遊びました。←
得たものもたくさんありますが、、、振り返ってみると反省点も多々あります。

第二セメスターでは気持ちを切り替えてアラビア語習得に励みます。



気持ちを切り替えて第二セメスター頑張ります、、!!



2014年1月17日金曜日

ご挨拶

こんにちは。
2013ー14年度のクウェート政府奨学生の一人です。

本当に選んでいただいて感謝をしながら、日々を過ごしております。
私の志望動機の一つは、報道されるニュース以外のアラブの一面を日本のみなさんに知ってもらうことでした。

アラブ=怖い国、と思っている方々の考え方を少しでも変えていきたい、ニュースのイメージを変えたい!そのためには私が直接アラビア語のニュース・ラジオを見て、聴かなくては、、、その能力を養いつつ、こちらで体験した生活も伝えたい!というのが目標です。

「アラブ人ってどんな人?アラブの文化ってどんな感じ?そもそもアラブってなに?」と言った疑問にクウェートでの生活で体験したこと、学んだことを踏まえて伝えていきたいです。日本と遠く離れた中東に関するニュースは、たいてい自爆テロやアルカイダなどちょっと怖いニュースが多いですよね、、、私が留学に行くと言った際も、たくさんの方々心配していただきました。

でも!

報道されない面ではとても素晴らしい文化もたくさんあります!
私が架け橋となって、少しでも何かイメージが変われば幸いです。

こちらに来て早4ヶ月半、そろそろで書きたいこと・伝えたいこともまとまってきました。
初めてのブログなので、何かと不手際があること思いますがどうぞ温かく見守ってください。
そしてかなりマイペースなので、ずーっと更新しなかったりいきなり更新したりするかもしれませんがご了承下さい。。。^^;

日本よりクウェートは6時間遅いのでもうすぐ0時になります。
そちらは朝6時ですね。

おやすみなさいー^ ^

夢がかなった!

砂漠に行きました!
、、、が

本題に入る前に
クウェートでの生活は一言で言うと
ハングアウトが多い!です。

と言うのも、クウェートは完全な車社会(歩道なし、信号もあまりない、時速100キロ越えは普通)
歩行者が完全に弱者です。そしてあまりいません。
免許ない私に残された手段は

1  シティバス
2 女子寮のバス
3タクシー
4友達の車

の四つがあります。クウェートの交通事情についてはまた追い追いお話しするとして、1怖い・安全性の問題、2安心快適な一方で行き先が限られている、3高い・交渉が疲れる、などの欠点があります。
私が最も力使う手段は4の 友達の力を借りる手段です。
たいてい友達からハングアウトのお誘いを受け、 招待されもてなしていただきます。


今回もそんな素敵な友達の一人が家族でもてなしてくださいました。

実はクエートに来て初めての砂漠です(笑)
クウェートのイメージって
砂漠、石油王、ラクダ、ヤシの木、、、、、
みたいな方も多いと思いますが、市内は高層ビルが聳え立ち、ラクダのラの字もありません。
そして石油は国のものなので クウェートの富豪≠油田を所有する富豪 ですよ! 


そういうわけで砂漠に到着!!!そして、ラクダ!!!!!でっかーいです。
でも
すごく可愛いです。笑ってます。
おっとりしてます。まつげ私の20倍はあります。


ゆーっくりこっちきて、ゆーっくり首を下げ、撫でてあげるとまた笑うのです。




「楽だは唾を吐くイメージ」だった私、友達のお父さんに聞いて見ました。
すると、それはラマだそうでラクだはそんなことしないらしい。
確かにそんな悪い子一頭もいませんでした。


そしラクダは色によって働きも違うそう。
黒・焦げ茶  美味しいお肉・ミルクになる
茶色    忘れました、ごめんなさい。
白       綺麗な色なので観光地に多く荷物を運んだり人を運ぶのに適している。

中には生まれて数日の子ラクダもいました。いやはや、可愛いです。 

その後は彼女の家で家族全員に大変もてなしていただきました。
この家族、なんと子供ほとんど日本語話せる、分かるすごい一家です。
10年日本のアニメ見てたら話せるようになったとかで、、、ペラペラなんです。
織田信長の生涯について聞かれたり、親方と親分の違いはなに?とかハイレベルです。(もちろん日本語)

お母様の手作り料理をご馳走になりたくさんのデザートをいただき、イスラームについて教えてもらいました。
今日は私がコーランの中身をどうしても見たいと言ったらイスラムの礼拝の仕方から一緒にやってくれました。
初めての体験がたくさんできました。

字幕なしで今日は日本の映画も一緒に見ました。
なかなか深い話でした。
アラブ人のホスピタリティについてもまた別に書きたいと思います。

本当に毎日いろんな人にお世話になって感謝でいっぱいです。