2014年5月4日日曜日

クウェート奨学金について3

次はこの奨学金の欠点、といいますかちょっと残念かな、という点についてお話しします。


まずはクウェートに限らず湾岸諸国の特徴なんですが
①アラビア語話す機会がほかのアラブ諸国に比べて少ない
 クウェートの人口比はクウェート人:外国人≒3:7、外国人のうちのほとんどがエジプト、フィリピン、インド、パキスタン、バングラディシュ、エチオピアなどから来た出稼ぎ労働者です。エジプト人に対してはアラビア語でお話しできますが、お店などで買い物をするときのほとんどは英語になってしまいます。また、クウェート人のほとんどはバイリンガルのようなのですが、非アラブ人には英語を使いたがる人も多いです。私がアラビア語で話しても英語で返してきたりします(笑)


でもこれは最終的には自分次第ですよね、使う機会が少ないなら使う機会を増やす努力をすればいいだけのことだと思います。とはいうものの、私自身も英語に頼ろうとしてしまうときがあるので、そこは自分への課題でもあります。幸い私は英語がそこまで達者ではないのでアラビア語使わなきゃ!という意識は多い方だと思います。


②大学のプログラムが一貫していない
 今年度は初級、中級、上級クラスが開講されましたが私が在籍していた中級クラスは一番波乱万丈でした。
急に先生変わる→新しい先生の休講率の高さ、授業の質の低下→先生の都合で急遽中級閉講
え!うそでしょう?!ということの連続でした(笑)
そしていま、中級の生徒は初級か上級のクラスに入れてもらっています。が、成績評価はどうなるのでしょう、、二週間だけ在籍したクラスのテストを受けなければなりません。(私は自主的に二月末から上級も受講していたのでその点助かりました)中級クラスで「このプレゼン・レポートは成績評価の〇〇パーセントだ!」などといわれ地道に頑張ってきたあの評価は全体の50%近くあると思いますが、ちゃんと反映してもらえるのですかね、、、
今私は上級クラスにいますが、難しいです。ですが、休講はやや多いものの熱心に教えてくれる感じの良い先生です。まわりの友達もやさしいです。あきらめずに頑張ります。
初級は一番スケジュールがしっかりしておりマニュアル通りに進んでいます。休講などもないようです。
各レベルの授業は大学のカリキュラムというより、完全に先生個人の力量次第といった感じでしょうか。


しかし、これも大使館の方に合格の電話をいただいたとき「授業の質や休講などで満足いかないことがあるかもしれません」とあらかじめ言われ、全員それを踏まえ了承してクウェートに来ました。ですからあまり気にしていません。
 意識の高い学生は、クウェート人と同じ講義を受講するなど自主的な行動もしています。私には少し難しいので受講はしていませんが、やはり自力で道を開くことは大切だと思いますし結果的には自分次第でこの状況はチャンスにも変えれるのでないでしょうか。


圧倒的に感謝する点が多いですが以上が残念な点だと思います。しかし、大学がもっとしっかりカリキュラムをしっかり考え、体系立った授業を行えば改善される余地はあると思います。留学をお考えの方、参考にしてみてくださいね。

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